TripToJapan.com Editorial Team

銀座には、正面に巨大な赤いゼムクリップがあり、その奥に12階建ての店がある。そこでは、書くためのもの、あるいは書くためのあらゆるものが売られている。人々はノートを買いに入って、90分後には袋を手にし、少しぼうぜんとした表情で出てくる。日本は文房具好きにこういうことをする。
日本の文房具とは、精密な筆記具、にじまないように設計された紙に印刷されたノート、そして和紙テープやキャラクターグッズを中心に膨大に広がる装飾カテゴリーを意味する。買うのに最適な場所は東京で、全体を味わうなら銀座の伊東屋、品ぞろえと価格ならロフトかハンズ、美術用品なら新宿の世界堂だ。良いゲルインクペンは150円、同価格帯のほかのどれよりも優れたノートは200円から400円ほどだと考えておけばいい。

それを動かす要因は2つある。
書記体系が精度を要求する。小さなサイズで読みやすい漢字を書くには、かすれずに一貫して細い線を引けるペンが必要だ。そのため、日本のメーカーは何十年もかけてペン先の設計で競い合ってきた。海外の文房具愛好家が集める0.38mmや0.28mmのゲルインクペンは、日本の学生に必要だったから存在する。
2つ目は、決して消えなかった文房具文化だ。手書きのメモはいまでも社会的に重要で、学用品の基準は厳しく、万年筆は特別なものではなく普通のものとして扱われている。そのおかげで、紙のコーティングのような分野に本格的な研究投資を正当化できるほど大きな国内市場がある。

画像提供: John Jennings
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ゲルインクペン。 Uni-ball シグノ DX と パイロット ジュースが、細かい作業向けの定番おすすめだ。0.38mmがよい。サクラ ピグマ ミクロンは、アーティストが使う保存用ペンだ。ゼブラ サラサは、かなり途方もないほど豊富なカラーバリエーションがある。いずれも150円から250円。
消せるペン。 パイロット フリクションは、摩擦熱で消えるインクを使っている。日本ではどこにでもある存在だが、暑い車内でも消えることを知っておく価値がある。だから、重要な書類には絶対にこれで署名しないこと。
シャープペンシル。 ユニ クルトガは、書くたびに芯を回転させ、先端が摩耗して楔形になるのではなく円錐形のまま保つ。約500円で、実に巧妙な工学の結晶だ。
万年筆。 パイロット、プラチナ、セーラーが、日本の三大ニブを作っている。約1,000円のパイロット カクノは、世界最高の安価な万年筆だ。プラチナ プレピーは500円未満。上位クラスでは、セーラーかパイロットの金ニブが2万円以上し、どんな欧州メーカーにも引けを取らない。
筆ペン。 ペンテル フデと呉竹の各種製品は、書道と日常の筆記の橋渡しをするもので、訪日客の多くが自国では見たことのないアイテムだ。

画像提供: Goblinbox
コクヨのCampusノートは、日本の学生が使う定番で、値段は数百円程度、しかも万年筆インクでもにじみにくい。ミドリMDノートはデザインの定番で、無地のまま、あえて飾り気なく売られている。トモエリバー紙は驚くほど薄いのに裏抜けしにくく、万年筆ユーザーが買い占める理由になっている。
ほぼ日手帳はカルト的な人気を持つアイテムです。トモエリバー紙を使った日々の手帳で、1日1ページ構成。毎年秋に日本語版と英語版で発売され、その規模に不釣り合いなほど国際的な支持を集めています。
紙は日本で買って、家へ送るより持ち帰りましょう。輸出価格のほんの一部で済みます。

和紙テープは、日本の紙で作られた装飾用マスキングテープです。粘着力が弱く、手で切れ、貼り直しができ、何千もの柄があります。岡山の工業用マスキングテープメーカーが手がけるmtブランドは、色が欲しいと顧客の一団が手紙を書いてきたことをきっかけに、2008年にこの分野を生み出しました。
1巻150円から400円ほどです。軽くて平たく、壊れないので、おみやげとしてほぼ理想的です。
日本の文房具市場の大きな割合は装飾系で、子ども向けではありません。サンリオ、すみっコぐらし、スタジオジブリのライセンス商品には、ノート、ペン、付箋、ファイルフォルダーなどがあり、大人が仕事用に買っています。
ステッカー文化もそれと並行して広がっています。日本ではシールと呼ばれ、ばら売りでひとつかみずつ買えるフレークタイプがあり、それを中心にデコテープや手帳デコの世界が大きく育っています。
旅行者にとって実用的なのは、キャラクター文具がこの国で最も簡単なおみやげカテゴリだということです。安くて軽く、ひと目で分かり、百貨店から駅の売店までどこでも手に入ります。
伊東屋、銀座。 1904年創業。赤いペーパークリップが外壁にあり、カテゴリごとに分かれた12階建て。3階は万年筆、4階は手帳とノート。背後にある別館のK.伊東屋ビルには、巨大な黒い万年筆の表示があり、より専門的な品ぞろえと、選んだ表紙・紙・スパイラルの色で自分だけのノートを作れるサービスがあります。2時間ほど見て回るつもりで、平日に行きましょう。

ロフト。 ライフスタイル系チェーンで、広くて価格も手頃な文具フロアがあります。キャラクターグッズや季節商品に強く、渋谷、池袋、銀座、吉祥寺の店舗が特に大きいです。大阪の梅田にもあります。 ハンズ, 旧東急ハンズは、同様の品ぞろえですが、よりDIYや素材寄りです。行くなら渋谷、新宿、銀座です。
世界堂、新宿。 1940年開業、5階建てで、東京のアーティストが実際に買い物をする店です。絵具、筆、画材・技法系の用品は他のどこよりも充実しており、価格は百貨店より安めです。
カキモリ、蔵前。 小さなお店ですが、東側まで足を延ばす価値があります。表紙、紙、リング、留め具を自分で選んでノートを組み立てると、その場で製本してくれます。選んだ色から万年筆インクをカスタム調合することもできます。
ほかにも持ち帰る価値のあるものを幅広く知りたいなら、私たちの「 日本でのおみやげショッピング
」ガイドでそのほかを紹介しています。 souvenir shopping in Japan covers the rest.
日本のどの都市にもロフトやハンズがあり、どの駅にも丸善や紀伊國屋のようなチェーン店の支店があって、しっかりした文具売り場があります。ドン・キホーテでは、安いキャラクター文具をいつでも買えます。
コンビニは過小評価されています。セブン-イレブンやローソンでは、深夜2時でもまずまずのゲルペンやノートが売っていて、その品質は西側の同等品よりかなり上です。
百均、特にセリアとダイソーでは、マスキングテープ、シール、ノートが110円で手に入ります。品質はブランド品と同じではありませんが、配る用の贈り物としては比類ありません。

いくつかの博物館では、ものづくりの側面も扱っています。東京には筆記具の歴史をたどる小さなコレクションがあり、日本橋の小津和紙の店舗兼博物館では1653年から紙を扱っており、上階で紙すき体験も行っています。

地方の和紙の町はさらに奥深いです。岐阜の美濃、福井の越前、埼玉の小川では、いずれもユネスコ無形文化遺産の技法を使って手漉きで紙を作っており、自分で一枚漉けるワークショップも開催しています。東京にいるなら、 和紙の紙すきツアー が体験するのに手っ取り早い方法です。 何を買うか、予算別に 1,000円未満。
1,000円から5,000円。 パイロットのカクノかクルトガ、ミドリMDノート、筆ペンのセット、そしてインク1本。9月から1月の間に行くなら、そこにほぼ日手帳を加えてください。
5,000円から20,000円。 中価格帯の万年筆、カキモリのオーダーノート、ペンケース。このあたりから、機能よりも素材や仕上げにお金を払うことになります。
20,000円以上。 セーラー、パイロット、またはプラチナの金ペン万年筆。蒔絵の本体など、それ自体が装飾品となるものも含まれます。試すなら伊東屋の3階が最適で、スタッフが適切な紙でペン先の試し書きをさせてくれます。
実用的な注意点 免税。
持ち運び。 インク入りのペンは高所で漏れることがあります。インクカートリッジを空にするか、万年筆はペン先を上にしてハードケースに入れてください。
Packing. Ink pens can leak at altitude. Empty converters, or pack fountain pens nib-up in a hard case.
海外からオンラインで購入する。 日本の小売店の中には海外発送に対応しているところもあり、アメリカやヨーロッパの文房具専門サイトでは主要な日本ブランドが割高で手に入ります。どうせ日本に行くなら、現地で買いましょう。
予算。 5,000円で袋いっぱいに買えます。20,000円あれば、良い万年筆と1年分の紙が手に入ります。
ショッピング街を中心に旅程を組むなら、 急がずに東京で7日間過ごせば 銀座での午後と新宿でのもう1回の午後を入れる余裕があり、これこそこの場所にふさわしい楽しみ方です。



