都内の桜の名所といえば、どうしたって千鳥ヶ淵の桜が1番ではないかと思います。
昼の表情と夜の表情とでは違った気高さを魅せてくれる千鳥ヶ淵の桜ですが。
夜の、夜桜の妖艶な姿が私はたまらなく好き。
桜色が可愛くて、蕾もまだまだ幼くて、昼間の姿はただ、ただ凛として咲き誇っているのに。
夜の静寂に溶け込んだ桜の美しさというものは何故にこんなにも妖艶なのであろうと。
この先幾度となく千鳥ヶ淵の夜桜を愛でていこうとも、見飽きることなど決して無いのだと感じます。
好きな理由はいくつもあって。
そのうちの1つがだらしなく大声で騒いだり、桜の木の下で無駄に飲み食いしたりする人がいないところ。
この景観を、この美しさを邪魔する人がいないところ。
2025年の春も変わらぬ美しさで咲き誇っていてくれました。
蕾もまだまだ幼い姿で、今か今かと満開に咲く準備をしていてくれたので。
あともう少しだけお花見を楽しめるのではないかと思います。