【202504】高知市・五台山に佇む「竹林寺(金色院)」は、四国八十八ヶ所第31番札所で、“文殊菩薩”を本尊とするお寺です。文殊堂(本堂)は寛永20年(1643年)建立されており、室町様式の入母屋造りで、重要文化財に指定されています。
また、総檜造りの五重塔は昭和55年に再建されており、高さ31 mで、県内唯一の五重塔の見どころのひとつです。
植物園を見ている時に鐘の音がどこからか聞こえていたのは、ここの鐘の音でした。境内は自由散策ですが、庭園・宝物館は大人400円がかかります。4月末に訪れた竹林寺は、歴史と建築美と緑の美しい自然が融合する神聖なスポットでした。
五台山中腹に建つ真言宗智山派の寺院。
724年に創建されたと伝えられる古刹で、四国八十八ヶ所霊場の三十一番札所にも指定されています。
本尊は文殊菩薩ですが、八十八ヶ所霊場の中で文殊菩薩が本尊になっているお寺は竹林寺のみだそうです。
豊かな自然に囲まれた境内は重要文化財に指定されている本堂や書院などの歴史的な建造物の他、1980年に建てられた朱色の五重塔など多くの堂宇、名勝に指定された池泉回遊式の庭園などがあります。今回訪れたときは新緑が鮮やかで綺麗でした。モミジも多く植えられていたので秋の紅葉もすばらしいでしょうね。
正規の参拝口は東側の仁王門ですが、境内奥の西門からも参拝することができます。五台山一帯を観光する場合はまず山頂の展望テラスに立ち寄り、竹林寺は西門から順に仁王門へ抜けて、最後に牧野植物園へ向かうのがスムーズですよ。
■予約:不要
■料金:名勝庭園(500円)
■アクセス性:MY遊バス「竹林寺前」下車徒歩2分、または「五台山展望台」下車徒歩4分
五台山竹林寺は聖武天皇の命を受け、行基様が見出してくださった霊山。竹林寺の敷地内の日吉神社の親子狛犬さんが、ユーモラス。ぜひ親子狛犬さんにも会ってほしい。竹林寺内の宝物館の仏像も素敵なお顔されてます。
【撮影日:2024年12月10日】
他の紅葉スポットより色づくのが少し遅い竹林寺。12月上旬が見頃ですが、中旬でもまだ紅葉を楽しめそうです。平日であったにもかかわらず、やはり紅葉を見るためにか多くの人が参拝していました。また、ぼくと同じようにカメラを持っている人を複数人見かけて撮影スポットとしても人気だということが伺えました。
牧野植物園の駐車場側から入っていくのが正規ルートだとは思うのですが、ぼくはいつも五台山展望台の駐車場に停めて、階段を下って西門からめぐってます。
牧野植物園の混雑時期と被ると近くに辿り着く事が困難です。
駐車場は、参拝用に確保されています。
参拝後に牧野植物園を散策するも良し。