独立行政法人造幣局本局に有る記念館。造幣局は大川沿いに有り「桜の通り抜け」で有名。
造幣局自体は1871年創業。
造幣局を設置した主な狙いとしては
①各藩が製作していた貨幣を統一し全国で使用出来る(流通する)貨幣を製造する。
②最先端技術を導入する事で、国内の技術力向上と、貨幣の大量生産、安定供給を実現する。
③貨幣を安定供給する事で、経済を活性化する。
この3つを実現する為に造幣局を作られたそうです。
また、大阪に国の重要機関たる造幣局を設置した理由としては、当時大阪が日本経済の中心地で有り、大阪を日本の首都として遷都する計画が有ったとの事。その名残として大阪に造幣局が有るそうです。
ちなみに過去の歴代造幣局長を見ていきますと、かつては大蔵省出身者が造幣局局長を勤められると言うのがセオリーだった様ですが、独立行政法人となってからは、証券会社や国税局長を迎え入れられており、独立性を保つ為に工夫されている感じが見受けられました。
【見所】
①1911年(明治44年)に建てられた、レンガ作りの建屋(かつては排熱を利用した火力発電所として使用)。
②明治9年造幣局製の大時計。
③千両箱、貨幣袋の重さ体験。
④貨幣の歴史。
⑤貨幣のデザインについての展示。
⑥貨幣の展示、記念メダルの展示。
⑦金、銀に触れられる。
⑧勲章の展示。
【その他】
●滞在時間60〜90分
●入館料無料
●造幣局入構時、正門守衛にて名前を記入→見学バッヂを頂いてから入構
●トイレ→有り(綺麗な洋式)
●バリアフリー→◯(エレベーター有り)
●桜の宮橋バス停から3分。大阪駅、南森町駅より門真南行きのバスが便利
●平日は予約制となりますが、これとは別に工場見学が有るそうです
●駐車場無し