函館市北方民族博物館

元銀行だった建物を利用した資料館。 建物を見るだけでもおもしろいし、 お手洗いを入館せずに貸していただくこともできるようです。 が、せっかくなので、ぜひ見ていただきたい資料館です。 昨今の漫画やアニメの影響でお客さんは盛りだくさんかと思えば、閑散としていました。 これだけの収蔵品があって、すばらしいのでせっかく興味を持ったらぜひ訪れていただきたい。 和人から見てアイヌの人々を描いた絵や、アイヌの人々の身の回りの衣服や、装身具… アイヌ衣装の世界、という貴重な本が500円です。 伝統衣装の細かな刺繍のステッチをぜひ 本物を見ていただきたい。 収蔵品のお隣に館長のコメントが寄せられているのですが、堅苦しくなく昨今の漫画のイメージにも寄せたりしていて、楽しく読めました。 函館の街中でアクセスも良いので、 訪れる際は ぜひ観光の中に加えていただきたいです。 時間も19時までと、長く開館していらっしゃいます。

函館市電「末広町」で下車して徒歩１分。 駐車場はありません。 アイヌ民族をはじめウイルタ民族、アリュート民族など北辺の厳しい自然の中で生きてきた北方民族の資料を展示している資料館です。 この施設は1926年（大正15年）に建設された旧日本銀行函館支店の建物を活用したもの。 トイレや階段、エレベーター、金庫らしきもの等、当時の銀行をしのばせるものがあちこちあり、これもまた楽しい♪ 4月～10月→9:00～19:00 11月～3月→9:00～17:00 入館料は単体だと300円。 今回は函館文学館も行きたかったので２館共通入館券で500円。 安くなるのはありがたいです♪ こちらは ①市立函館博物館所蔵のアイヌ民族をはじめとする北方民族資料。 ②馬場コレクション 北方民族学研究の世界的な権威者・馬場脩（おさむ）氏が収集した資料。 ③児玉コレクション 元・北海道大学名誉教授・児玉作左衛門氏の収集した資料。 を収蔵・展示しています。 館内は展示ホールと7つの展示室に分かれており、展示ホールでは、かわいらしいコロポックルが出迎えてくれました。 有料でツアー案内もあるようです。 たくさんの人がいました。 展示ホールの周囲には幕末から明治にかけてのアイヌの生活を描いた「アイヌ風俗12ヶ月屏風」紹介されています。 なかなか見ごたえがあります。 展示室では、アイヌ民族、北方民族の衣装や生活用品をはじめとする資料をテーマごとに展示。 衣服・装身具の細やかな色彩や紋様など美しい。 北の神々の存在や生活の知恵などもわかりやすく興味深いものでした。 テレビでアイヌ文化の紹介も行われています。 ゆっくり観覧できました。 アリュートが使っていた皮舟（バイタルカ）は圧巻。 現在は世界でも現存数が少ないそうです。 ・ムックリ（口琴）の製作・演奏体験講座。 ・アイヌ民族やウイルタ民族の伝統的文様の切り紙細工体験講座。 などもありました。 アイヌ文化に関する書籍や、ムックリ、コロポックルやアイヌ文様ストラップなどが売店にて販売されています。 昔、【北の国から】というテレビで五郎さんが 「自然からの恵みに感謝すること。自分たちが生きていくために必要な分だけ自然からもらえばいい。」みたいなことを言ってたなぁと ふと思い出した。 北の民族の人々の生き方がまさにそのような感じだなと感じました。 とても勉強になる資料館です。 ありがとうございました。

元日銀の建物ということで、内部は重厚なつくりとなっています。また、説明書きがありましたが、トイレのノブや、「使用中」の表示機など、超レトロなものが残されています。部屋の壁タイルなども昔の作りですね。 展示内容は、北海道というより、北方民族全体を扱っており、現ロシアやモンゴルのあたりまでカバーした、民族に焦点をあてた展示になっています。網走の民俗資料館には及びませんが、それでも、建屋を含めると面白いですね。

資料は少なく、展示内容も浅いです！300円でも高いと感じました🥲💔網走にある北方民族博物館がとても良かったので、似た名前のこちらでもアイヌ民族を世界の北極圏の他民族と並行して捉えていくような展示をされているのかと思いきや、こちらはアイヌ以外の北方民族の展示はあまりありません。またアイヌ関連の展示も非常に薄っぺらい印象です。特に「館長談」というキャプションに、根拠や出典が明確でない、取り止めのない一般人の感想文のようなものが書いてあり、失礼ですがこの程度の知識しか持ち合わせていないプロフェッショナリズムに欠けた方が運営されている施設なのだな…と残念に感じました。函館という土地柄仕方ないのかもしれませんが、北海道の他の地域のアイヌ関連施設と比べるとお粗末の一言です。 唯一、函館ならではの和人による「アイヌ絵」というのが興味深かったのですが、ほとんど印刷の展示だったので、もっと展示全体をアイヌ絵にフォーカスして、原画を沢山見られるようにしたら、他の施設にはない強みになって面白いのに❣️と思いました。

アイヌ民族とその文化、和人を含む周辺地域との交易の歴史などの史料, 文化財を展示した資料館。中国から交易で巡り巡ってアイヌのもとに来た衣類などほかではあまりお目にかかれない珍しいものもあって大変面白い。 また、建物もかつて日本銀行函館支店として使われていた建物らしくタイルや構造などにかつての名残があり、それに関する案内文などもあって面白い。通常の説明文のほかに館長の解説文なども日本語と英語とで記されているので、楽しく鑑賞できる。 それほど大きくはないが、函館に行くならば是非とも足を運ぶことをお薦めしたいよい資料館だと思う。