称名寺は、鎌倉時代に北条実時によって創建された真言律宗の寺院で、金沢北条氏の菩提寺として知られています。称名寺の境内には、浄土式庭園が広がり、阿字ヶ池を中心に反橋や平橋が配置されています。この庭園は、極楽浄土をイメージして設計されており、四季折々の美しい景観が楽しめます 。
また、称名寺は金沢文庫と深い関係があり、北条実時が収集した貴重な書物が保管されていました。現在、金沢文庫は神奈川県立金沢文庫として復興され、中世文化に関する博物館兼図書館として活動しています。
称名寺の本尊は弥勒菩薩で、国指定重要文化財に指定されています。さらに、境内には赤門や仁王門、金堂などの歴史的建造物が点在しており、訪れる人々に歴史の息吹を感じさせます。
どの季節に訪れても魅力的ですが、春の桜や秋の紅葉の時期は特におすすめです。
庭園はとても綺麗です。金沢文庫に抜けるトンネルと反対側には北条実時の墓に通じる山道とがあります。駐車場は付近にコインパーキングが点在していますが一方通行も多いので注意です。バイクの駐車場はありません。海の公園の無料バイク駐車場にとめて15分程度歩いてくる必要があります。
浄土式庭園は40年ほど前に古絵図と発掘調査をもとに復元されたもので、金沢北条氏の栄華を偲ばせる。参道周辺などは宅地化されて境内規模も往時のままではないが、本堂裏が丘陵で国の史跡に指定されているため、市内の寺としては自然が豊かに残る。
開基の実時はじめ顕時、貞顕3代の墓もある。国宝や重要文化財も多数所蔵していて、何点かは隣接する金沢文庫で見ることができる。運慶作と判明している仏像は全国的にわずかしかないが、ここでは拝観できる。本尊の弥勒菩薩立像(重要文化財)は鎌倉時代の優品だが、非公開のため金沢文庫にレプリカが安置されている。特別公開で拝観したことがあるが気品があって美しい仏様である。
紅葉🍁が見ごろ 特に銀杏がきれいでした。平日でしたのでゆったりと散策出来ました。ご近所さんが気軽にいらっしゃっている感じの所で、古刹とは
思えないカジュアルさがありました。
境内はコンパクトです
中央付近に池と朱の太鼓橋があり、絵になります
新婚さんの撮影場所にもなっているようです。混んでないのが良いですね。
こちらは2024年08月20日の訪問となります。朱塗りの門をくぐると住宅街に参道がズーッと伸びています。壮観だ……。桜の季節はここ、桜並木になるそうです。
で、突き当たりに巨大な仁王門があります。両脇を飾る仁王像はいずれも高さ4mを誇ります。ワンピキャラか何か? ちなみに参道の横手にも市指定有形文化財の門などもあります。
境内には金堂・釈迦堂・鐘楼が存在し、神社みたいのもあります。江戸時代以降色々朽ちはじめ(三重の塔などはもうないけど立っていた場所に印みたいのはあります)、国指定史跡として保護が行われているらしいです。
庭園は浄土庭園と呼ばれ、中央の大きな池の中には小島があり、それぞれ太鼓橋(反橋)と平たい橋(平橋)が繋いでいます。
橋は共に重要文化財の称名寺絵図に基づいて昭和60年頃に復元されたものとか。平橋は橋長17m、反橋は18mだそうで。しかし実に見事なアーチです。金沢区でも代表的な景勝地の一つですね。
ちなみにこちらのお寺は金沢北条氏の菩提寺だそうです。