後桜町上皇が仮御所としていらした寺院。
拝観券自体に菊の御紋が印刷されている。
降雨の後なので苔が瑞々しく、青紅葉が綺麗。
庭園は広いわけではないが、街の中であると忘れさせてくれるほど。
有名観光に近いにも関わらず空いているのでかなりオススメ。
門前の楠は、何度か拝見させていただいていましたが、初めて拝観させていただきました。庭園も、お座敷も、風情があって、落ち着きます。
御朱印と御朱印帳をいただきました。
大変美しい場所です。立派ですが、そこまで超有名スポットというわけではないため、静かに楽しむことができます。春の土日には茶室の見学もでき、お茶をいただくこともできます。
建物を見た後に靴を履いて順路の定まった庭を通って帰りますが、この道が意外と長いので、足が悪い方は玄関からそのまま帰ったほうが良いと思います。
青蓮院は江戸時代の著名な茶人小堀遠州が設計・建設したため、千利休の侘び寂びの美学と武士貴族の華やかな気質がある。
庭にしばらく座って、心の中の美しいビジョンを書いておくと、その期待も、庭の美しい景色とともにより現実的ではっきりしてきます。
【青蓮院】
三千院妙法院と主ぶ天台宗三門家の一つで、天明の大火(一七八人)の際に仮の御所となったことから、栗田御所とも呼ばれる。
最澄(伝教大師)が比叡山に建てた僧侶の住居の「青道場」に始まるとされ、平安時代末期の行玄のときに三条白川(現在地のやや北西)に移り、
鳥羽法皇の第七皇子が行玄の弟子として入寺して以来、皇族や摂関家の子弟が門主(住職)を務める「門跡寺院」となった。
歴代門主のうち、三代の窓用は歴史書『愚管抄』の着者として有名で、十七代の尊円入道親玉は和風と唐風を融合した青道院流(のちの舗家流)と呼ばれる言風で知られる名筆家であった。
境肉全域が国の史跡に指定されており、黒田山の山裾を利用した庭園は、龍心地を中心とした優美な池泉回遊式庭園で、主庭は櫛阿弥の、霧島の庭は4堀遠州の作と伝えられている。
また、神宮道沿いの門前には、この寺で出家した親鷺聖人のお手植えと伝わる巨大な五本の楠(京都市登録天然記念物)がある。
寺宝として、青黒く描かれていることから「煮不物」の名で知られる「不動明王道子画像」(国宝)をはじめ、多数の文化財を蔵する。
円山公園東の山頂に、飛び地の境内である将軍塚青竜を有し、そこからの京都市街の眺めは格別である。