入口から見上げる鐘楼門が美しいです。かつて高山城内にあった建物を移し鐘楼門としたといわれています。市の指定文化財であり、日本遺産の構成文化財になっています。
町の中心部は混雑していてもこちらはとても静かで落ち着けます。
海蔵山雲龍寺といい曹洞宗のお寺で御本尊は十一面観世音菩薩になります。
養老四年(720年)に泰澄禅師により白山神社の別当寺の妙観寺として創建された東山寺院群の一寺です。
応永二年(1395年)に大本山總持寺(能登)の第二十二世竹窓智厳和尚が飛騨巡錫の際に師である了堂真覚を勧請開山として再興してその後飛騨国最古の曹洞宗寺院として隆盛した、応永九年(1402年)に塔頭の久昌寺が創建され宝徳二年(1450年)に同じく塔頭の栄鏡院が開かれた。
天正十六年(1588年)に飛騨国の領主となった金森長近公が長男金森長則の菩提寺に定めて檀越として保護を加えている。
金森氏が高山城を去った後に、城の破却が決まるとその城内にあった黄雲閣を譲り受け雲龍寺の鐘楼門として移築した。
高山市中心街より東に位置する「東山」の一角にあり、参道の石段を上った先にある鐘楼門が参拝者を待ち構えてくれます。飛騨三十三観音霊場の一つとなっており、境内からは高山の町を見下ろすことができます。庫裡の裏は日本庭園となっており、ホームページの歴史では室町時代の作庭と言うことで、御朱印を書いてもらっているときに拝見させていただきました。紅葉時期の拝観だったので、色とりどりに化粧した木々を見ることができました。
海藏山雲龍寺、宗派は曹洞宗、本尊は十一面観音である。
とちらの鐘楼門は高山城の黄雲閣という建物を移築したものだそうです。
境境内には回向柱のような物が建っていた他、烏枢沙摩明王を祀るお堂がありました。
参道の階段坂の景色は大変情緒を感じます!
卍東山寺院群の一角を形成卍
市街地の東方にある小高い山の裾には十を越える寺社が連ねて建っている。
その中で雲龍寺は国道158号線を挟んで北側に位置する曹洞宗の寺院である。
キリッと引き締まる心地がする山内、鐘楼門から市内を見渡せるロケーション、流石の禅宗寺院らしく、清々しい面持ちになった。