令和8年1月29日に、法隆寺の後に訪れました。金堂の左右に東棟と西棟の五重塔が並び圧巻でした。
薬師寺縁起
薬師寺は天武九年(六八〇)天武天皇により発願され、持統十一年(六九七)持統天皇によって本尊を開眼、さらに文武天皇の御代に至り、飛鳥藤原京において堂宇の完成をみました。その後和銅三年(七一〇)の平城遷都に伴い、養老二年(七一八)、平城京右京に移されました。
東西両塔を有する薬師寺式伽藍は我が国随一の壮美を誇っていました。しかし、度重なる災害によって諸堂が灰燼に帰し、昭和初期に至っては辛うじて難を逃れた東塔だけが、往古のたたずまいを忍ばせておりました。失われた堂宇の再建は、薬師寺の大悲願でした。
昭和四十二年(一九六七)高田好胤管主により、お写経勧進による白鳳伽藍の復興が発願され、金堂、西塔、中門、回廊、大講堂、食堂を再建。白鳳伽藍の壮麗な美しさがよみがえりました。
お写経によるご結縁を頂戴し、その尊い功徳によって建立された堂塔は、まさに浄らかな心の結晶です。この壮麗な大伽藍の美しさは「龍宮造り」と呼ばれ、千三百年という長い歴史の時空を超え、今なお信仰と美術が見事に調和し息づいています。
平成十年(一九九八)十二月には世界遺産に登録されました。現代においては、伝統を犯して次世代に継承することと人々の心の復興が大きな課題です。迷い多い世の中に悩む人々が浄らかな心・感謝の心を持ち、身心安楽を得有られることを、薬師寺は願っております。
※写真のタイムスタンプは、六時間程進んでおります。