藤原頼通によって1053年に創建された寺院。
鳳凰堂が国の内外を問わず有名です。
平安後期の末法思想・浄土思想の影響を強く受けていて、中心に位置する鳳凰堂には本尊の阿弥陀如来坐像が鎮座し、その周囲を池と花園が取り囲む形で、極楽浄土を再現した作りになっています。
この世の極楽を目指しただけあって、朱塗りの鳳凰堂が水面に映る様はただただ美しいの一言。四季折々の花々と鳳凰堂の組み合わせも楽しめ、今回5月上旬に訪問したときは藤の花が綺麗でした。
順路の途中に平等院の歴史を学べるミュージアムと休憩処が設けられているのも良いですね。鳳凰堂の内部拝観をしない場合でも見どころが多いので60分ほどの見学時間を確保しておくのが良いと思います。
余談になりますが鳳凰堂は10円玉の図柄にも使われています。
キャッシュレス決済が進む現代ですが、拝観の際は1枚用意しておいて実物と見比べてみるのも一興です。
■予約:不要
■料金:拝観料(700円)※鳳凰堂内部拝観は別途300円
■アクセス性:JR奈良線「宇治駅」、京阪宇治線「宇治駅」どちらからも徒歩約10分
■補足:※世界遺産「古都京都の文化財」構成遺産の1つ