不動院寺

Name: 不動院寺
Address: 日本、〒732-0068 広島県広島市東区牛田新町３丁目４−９
Rating: 4.3

4.3 (200)・Place Of Worship・Point Of Interest・Establishment

広島に位置する不動院は、豊かな歴史と静かな美しさを持つ隠れた名所です。この歴史ある寺院は、1945年の広島の原爆投下を生き延びたもので、復活と平和の象徴として機能しています。室町時代にさかのぼるもので、日本の文化的および精神的な過去との深い結びつきを訪問者に提供します。

不動院が特に特別なのは、その建築的重要性です。日本の重要文化財に指定されています。寺院の本堂は「一字切妻造」と呼ばれる伝統的な技法を用いて構築されており、精巧な木工接合と釘を使わない点が特徴です。この建設は、その時代の職人技を示すだけでなく、寺院が時の試練や災害に耐える能力を強調しています。

季節ごとに変化する手入れの行き届いた庭に囲まれた不動院は、都市生活の喧騒からの穏やかな逃避を提供します。平和な雰囲気は、chantingの音や寺院の鐘の時折鳴る音によって強化され、内省と瞑想を誘います。

営業時間：

午前9時 - 午後5時

閉館日：

閉館日はありません

利用可能：

年間を通して

最低年齢：

全ての年齢層が歓迎されます

料金：

入場料はありません

What other travelers are saying about 不動院寺

原爆の被害がほとんどなく広島市内で唯一の国宝建築物の金堂があります。今から５００年ほど前に建設されたもので瑠璃光寺から移築されたものです。鐘楼はさらに古く６００年前のものです。毛利家の有名な外交僧である安国寺恵瓊が再興したお寺です。

83 Koichi

2024/09/29

広島新四国八十八ヶ所25番霊場。原爆で壊滅した広島市内で唯一の国宝である立派な金堂があります。御朱印は本堂右手手前にある寺務所でいただけます。御朱印帳もあります。金堂左手の階段を上がると、安国寺恵瓊や福島正則のお墓があります。

昭和20年（1945年）８月６日の原爆にも耐えた広島市唯一の国宝があるお寺です。原爆の恐ろしさ、被爆された方々の無念を感じながら参拝しました。不動院の前身は、足利氏が国ごとに設けた安芸国安国寺だとされています。大永年間（1521〜1527年）安芸守護の武田氏と周防国を本拠地とする大内氏（大内義興）の戦いにより安国寺の伽藍は焼失し、その後50年は藁屋に本尊薬師如来を安置するほど衰微していました。天正年間（1573〜1592年）毛利氏の外交僧であった安国寺恵瓊によって金堂、楼門、鐘楼、方丈、塔頭十二院などが復興整備されました。江戸時代、福島正則つづいて広島藩主の浅野氏の保護により不動院は安定しました。

奇跡のお寺さん! 昭和２０年８月６日８時１５分、原爆が投下されました。爆心地から５km以内の場所になります。にも関わらず、本堂、楼門そして鐘楼それぞれが消失することなく残ったのは、奇跡以外何ものでもないと思います。本堂は、広島に５つある国宝建築物の内の１つです。楼門と鐘楼も国重要文化財指定です。広島城天守も国宝でしたが、残念ながらご存知のとおりです。安国寺は、夢窓疎石(国師)の勧めにより南北朝対立による死者を弔う為に、足利尊氏が全国に造立したお寺さんです。因みに、南朝後醍醐天皇を菩提する為に、京都天龍寺を建立しました。安国寺(不動院)と言えば、住職をしていた安国寺恵瓊が有名です。毛利家の外交僧を担い、後には豊臣家の側近として支え、関ヶ原の戦いで敗れた後、六条河原で斬首刑されました。波瀾な歴史を刻んできた安国寺不動院、被爆という大禍を逃れた本堂に参拝すれば、良き御利益を頂けると思います。

真言宗別格本山の寺院金堂は広島市内唯一の国宝建築物