広島護国神社

2025年9月末に参拝しました。全国各地にある護国神社の中でもこちらの存在は特別のものではないかと思います。原爆被害を受けた地であること、それに至る大東亜戦争を引き起こした戦争責任を戦後に追及された天皇(昭和天皇)、戦後の全国巡行の中でここ広島へは3回巡行されているが、その初めは昭和22年のことで、大勢の人々を前にしてお手振りをされた場所が護国神社前の広場だったそうです。当時の護国神社は旧市民球場の辺りだったそうですが、この巡行の中で広島では初めてのお立ち台が占領軍GHQにより用意されたそうです。その思惑は被爆を受けた広島市民たちの怒りによって、お立ち台に立つ天皇に対して石などを投げつける行為などが起こるであろうと予測し用意したお立ち台だったそうです。 がしかし、GHQの思惑は大きく外れ集まった大勢の人たちからは非難ではなく万歳三唱の声が大きく挙がったのです。傷ついた人々を慰める天皇も逆に励まされる思いではなかったかと想像します。ちなみのこの後の全国巡行の地でGHQによりお立ち台が用意されることは無かったそうです。 そんな史実を思い出しながらお参りさせていただきました。護国神社は国のために尊い犠牲を払った方たちの霊をお祀りするところ、ここ広島は被爆で亡くなられた方たちの霊も祀られています。時は流れ、今ではお参りする意味も様々でしょうが、まずは祀られている方々への鎮魂の気持ちを込めてお参りしたいですね。良い参拝になりました。ありがとうございます。

正面鳥居までは、車で来れます。 混み合いますので、タクシーがおすすめです。 期間限定御朱印もあり、神社近くに広島城があるので、歩いて散策出来ます。

今回の旅行で初めて存在諸々知ることができました。 被爆した狛犬はじめ、戦火を逃れることができた歴史ある青銅の狛犬や石灯籠は一見の価値ありました。被爆鳥居は残念ながら見に行けてませんが、鯉の像も珍しくてよかったです。

ここには広島近現代史が詰まっている。明治維新の戊辰の役で戦没した人々を祀ることにはじまり、第二次世界大戦、その中でも原爆で亡くなった約9万2千柱が眠るという。 神社は何回か場所は遷移しているが、明治時代とは広島の軍事化に始まり、一時期は政府機能や天皇も居住したくらい拠点化して臨んだ拡大路線だったから、護国神社に参拝した明治天皇及び下々のものの心中察して余りある。 その後、原爆からの復興始めた頃と高度成長期に訪れて参拝した昭和天皇は自らの戦争責任もさることながら、復興の様子に目を細められよくここまで街が成長したなという感慨をお持ちになったのではないだろうか。 それでも神社の華やかではない敷地の隅には多くの戦地で亡くなった兵士たちをもはや誰が詣でるわけでもない石碑や倒れそうな鉄棒に僅かな文字が滲むのを見て、戦争がなければこの広島の地でどんな幸せな人生を歩んだのだろうと心が塞ぐばかりだ。 なお、今回初めて知ったのは消毒液を奉納するフマキラーは廿日市市にあるローカル企業だったんですね。

2025年9月に一人旅。 護国神社の隣に防空作戦室があるので必見。 原爆投下後、町中の電話が壊滅したが作戦室の電話だけが奇跡的に残った。 女学生が、その電話を使い惨状を伝えたそうです。 込み上げてくる感情があります。 実際に見れて良かった。