鞍馬寺

貴船から鞍馬寺西門、と言う看板を信じて山道を歩きました。地図上はそれほどでもない距離なのですが、高低差がありなかなか歩きごたえがあります。 川床で涼んだ体から一気に汗が吹き出してきて、順番は逆の方が良かったかな、などと連れ合いと気合を入れ合いながら登りました笑 たどり着いたのは閉館15分前、ギリギリ中の雰囲気を味わえ、到着の嬉しさも相まってとても爽快でした。 スニーカーなど歩きやすい靴で臨むことをお勧めいたします。

唐招提寺の鑑真和上の弟が夢のお告げと白馬に導かれ鞍馬山に登った際、鬼女に襲われ、毘沙門天に助けられたので毘沙門天を祀る草庵を結んだことが始まりだそうです。 清少納言の『枕草子』、菅原孝標女の『更級日記』、赤染衛門の歌にも出てくるお山です。源氏物語の中で光源氏が和歌紫と出会った『北山のなにがしの寺』でもあるそうです。 鞍馬寺は宇宙のエネルギー・この世のすべての生命を生み出している尊天信仰です。 愛＝月＝千手観音　光＝太陽＝毘沙門天王　力＝大地＝護法魔王尊を三位一体とし尊天と称するそうです。 本殿金堂前の金剛床にある六芒星の真ん中の三角形の図形に立って手を広げると宇宙パワーをもらえるそうで皆さんパワーを貰いに来ています。特に寅年、寅の日に来るとご利益があるとか。 尊天宇宙パワーだけでもすごいですがレイキの発祥の地と言われていたり、牛若丸が天狗と修行していたとか・・・・てんこ盛りですね。 鞍馬からハイキングコースを1時間程歩き、貴船神社迄行けます。 スタート地点が地下鉄駅、京阪の三条駅より北の場合はえいでんの一日券（２１００円）を使って鞍馬、貴船、叡電や京阪（三条より北）沿い、または地下鉄駅が最寄りの観光をします。 それ以外の時（京都市内）は市バス地下鉄１日券を買い、バスや地下鉄利用で国際会館駅まで行き、 鞍馬方面のバス（５２番）に乗ります。１日券がある場合＋２００円で鞍馬駅、貴船口まで行けるので １日１５００円で京都市内を網羅できます。

京都の北部に位置する鞍馬寺は、最寄りの鞍馬駅に着いた瞬間からその厳かな雰囲気に圧倒される、歴史深い山岳寺院です。特に興味深いのは、寺の入口にある由岐神社が鎮座している構造で、これは一説には、古くから神仏習合が進んでいたこの地が、織田信長の比叡山焼き討ちのような弾圧を避けるために、寺と神社の要素を共存させた結果ではないかと推測されています。参道はケーブルカーも利用できますが、歩いて登ると途中に多くの見どころがあります。特に牛若丸（源義経）ゆかりの場所が多く、彼が稚児時代に背を比べたという「背比べ石」は必見です。さらに奥へ進むと、大仏殿や、宇宙のエネルギーが降り注ぐという金剛床がある本殿金堂に至り、壮大な景色とともに独特の霊的なパワーを感じることができます。天狗の伝説や、本尊を毘沙門天・千手観世音・護法魔王尊の三身一体とする「尊天」としている点など、通常の寺院とは一線を画す、神秘的な魅力に溢れた場所です。

鞍馬寺から貴船神社まで片道１時間半くらいのハイキングを楽しみました。途中　鹿に出会ったりしながら楽しいひとときでした。

京都左京区の山間、鞍馬の地に建つ寺院。 天狗の伝説と幼年期の源義経・牛若丸が修行をした地として有名です。 770年創建の古刹で元々は天台宗でしたが、戦後に鞍馬弘教という独自の宗派に改宗しています。 本堂は山中の高台にあり、お参りするのはちょっとした登山です。 ただ、つづら折りの参道の途中には由岐神社や杉のご神木などの見どころが続くため退屈はしないでしょう。 足の弱い方や年配の参拝者はケーブルカーを利用することもできます。 逆に脚力に自信のある方には奥の院を経て貴船まで抜けるルートをオススメします。牛若丸が修行したという山道は緑豊かで春や秋は気持ちの良いハイキングができますよ。 ■予約：不要 ■料金：愛山費（500円） ■アクセス性：叡山電車「鞍馬駅」から徒歩2分で仁王門。仁王門から本堂まで徒歩約30分（ケーブルカー利用の場合は約15分）