正式名称「賀茂別雷神社」といい、通称「上賀茂神社」や「上社」の名で呼ばれている京都最古の神社のひとつであり、世界文化遺産に登録されています。
そばに流れる賀茂川の下流には「下鴨神社」がありますが、奈良時代に分立するまでひとつの神社だったのだそう。そんな繋がりから、5月に行われる「葵祭」は合同で行われるそうです。
周辺にはいくつかバス停があるので、京都駅からでも約50~60分くらい。堀川通りから15分ほどバスに乗って、加茂川中学校前で下車したのですが、賀茂川にかかる御薗橋の方へと向かうと、赤い大きな鳥居が見えるのですぐにわかりました。
大鳥居をくぐって進むと一の鳥居が見えてきます。そこから二の鳥居への参道右手には、ちょうど4月初旬と言うこともあって御所桜や齋王桜が綺麗に咲いていて、写真を撮っている方が多くいました。
二の鳥居をくぐった正面の細殿前にはロープで囲まれた2つの盛砂がありました。これはご祭神である賀茂別雷大神がご降臨されたと言われる「神山」を模して創られた物で、よく見るとてっぺんには松の葉がさしてあります。左側は陽を表し3本、右側は陰を表し2本となっていて、陰陽一対になっているのだそう。
境内を流れる小川にかかる橋を渡っていくと楼門があり、その先、階段を上がった中門のところが参拝所になっていました。到着したのが15時だったのですが、土曜日ということもあってか参拝までには少し列になっていて並びました。
参拝所のすぐ横では、特別参拝の受付があり、せっかくなので参拝後に寄ってみることにしたのですが、受付の巫女さんはぶっきらぼうで、こちらが「特別参拝お願いします」と声をかけないと知らんぷり。しかも¥500を払った後に、20~30分のツアーだと説明され、初めての参拝なので個々で見て回れるのかと思っていだけに、まずは先に説明すべきでは?と思いました。
靴を脱いであがり、「浄掛」と書かれた紙を首にかけ、何人かが集まったところで神職の方からの神社の由緒等の説明。そしてご祈祷。その後、通常では入ることの出来ない権殿前まで入り、色々とお話を伺った後、参拝し、その後に高倉殿にて展示物を見て終了でした。結果的には貴重な体験が出来て良かったとは思いました。
本殿の横に本殿の修復が必要な時に一時的にお遷りいたたくための仮殿である権殿か並んでいる珍しい造り。どちらも国宝。その辺りの興味深いお話も特別参拝で色々聞けますよ。
おみくじが神馬や干支の巳の竹細工に結ばれているのも、面白いなぁと思いました。
とても広々とした境内ではありますが、見所が多くても回りやすく、参拝客が多くても参拝以外は混雑することもなくゆっくり見て回れました。

上賀茂神社は、境内全体が世界遺産に登録されています。
賀茂別雷大神を御祭神とする神社。自然と文化とを融合する素晴らしい場所です。
敷地は広く、庭園があったり小川が流れていたりします。もみじも数多くあって、紅葉の時期は美しいと思います。
思ったよりも小規模でした。
格式の高さは感じられます。大鳥居から本殿の鳥居に行く間に気持ちのいい広場の様な場所があります。何となく神社の古くからの姿を見ている様な気分になりました。
私の中で3本の指に入るお気に入り神社です。
正式には
賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)
御祭神 賀茂別雷大神(かもわけいかづちおおかみ)
平成六年に世界文化遺産登録されています。
京都三大祭りの一つ「葵祭」は上賀茂神社と下鴨神社のお祭。
参道は広々。
境内には綺麗な川が流れていて清々しい。
癒しの空間でもあり、どこか張り詰めたような空気感もある。
本殿特別参拝(500縁)もおすすめ。
2025.4.12土曜日のお昼過ぎ。
斎王桜(枝垂れ桜樹齢約150年)が綺麗に咲いていました。
まだ蕾の桜もあったので、今週末もまだ桜が残っているのでは無いかと思います。
オーバーツーリズムと言われる京都にあって、上賀茂神社は交通が不便な事もあるかと思いますが、人はそれ程多く無いです。
(翌日"4月13日"に曲水の宴がある事も関係しているかも知れませんが。)
*出町柳から歩くとゆっくり散歩しながらで小一時間くらいかかります。途中、半木の道など桜が綺麗に咲いていたり、五山送り火の舟形を眺められたり出来ますので、健脚の人は、歩く事をおすすめします。
ずっと訪れたいと思っていたので、紅葉の時期に訪れましたが、予想以上の美しさで沢山の神社があるので回りたいと思っていたのですが、渉渓園とならの小川でのんびりしてしまい回れませんでした。
それ程の美しさでした。
思っていたより、大鳥居から楼門までの距離はありませんでした。
一の鳥居から参道を歩いていると左手に大きな桜の木がありました。御所桜と斎王桜と書かれていました。とても大きな桜で見てみたいと思いました。
有名な立砂は二の鳥居を入って直ぐにありました。
その左手の建物では直書きで御朱印を頂く事が出来ました。
手水舎も花手水は良く見かけますが、こちらは橘の実が沢山の手水舎でした。
境内は細部まで美しい神社でした。
境内を流れる川は御手洗川、二の鳥居から一の鳥居辺りまではならの小川と名前が変わるそうですが、神社の中を小川が流れ、とても清らかな感じるがしました。
渉渓園は情報をあまり持たずに行ったのですが、あまりの美しさに長居してしまいました。後で知ったのですが足立美術館を作られた方が作ったとの事。
紅葉の時期に伺いましたが、苔の緑も美しく梅雨な時期にはまた違った美しさを見れるんだろうなと思いました。