沖縄平和記念公園

沖縄戦最後の激戦地。地形が変わるほど激しく砲弾が撃ち込まれた海岸線はGoogleマップからでも確認でき、当時の砲弾がいまだ残っている摩文仁地区に県が整備した公園。 ここには沖縄戦の遺品が収められた［平和祈念資料館］、亡くなられた全ての方々の名前が刻まれた［平和のいしじ］ 、戦没者の合葬墓や、各府県の［慰霊塔］が整備され、毎年6月23日の［慰霊の日］には、米軍が最初に上陸した座間見島と、原爆が落とされた広島・長崎から採火した“平和の火”が園内に灯され、沖縄戦没者慰霊と世界平和を祈る重要な拠点となります。 公園内にはどこにも「戦争はダメ」と書かれていません。 当時の出来事をそのまま伝える資料館の写真やモノ言わぬ遺品が、若くして亡くなられた無念さを語りかけてくる。 アメリカ軍含め20万人もの名前が刻まれた石版にささげられた花の多さは、同じ人間が人間を殺し合ったおろかさを語りかけてくる。 そう、ここはメモリアルな記念館ではなく、「人類は、かつて戦争というおろかなことをしたんだ」と言う、ひとつの歴史を人から人へ伝える“祈念公園”なのです。 今日、平和な沖縄がある事は、先人たちの並々ならぬ想いや努力があったからと、生きている私たちは伝え続けなければならない。 それが赤い土の下で眠る、モノ言えぬ戦没者への供養となると信じて。 2025年8月15日、終戦80周年の祈念に。

毎年、慰霊の日を過ぎた平日に訪れています。 ここまで向かう道中も、戦時中の事を考えながら。 園内にある平和の礎には、世界の恒久平和を願い、国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦などで亡くなられたすべての人々の氏名が刻まれ、今もなお増え続けています。 当たり前が、あまり前ではないこと。 今、ここに居られること、繋いでくれたことへの感謝を忘れず、これからも過ごしていきたいです。

沖縄の戦争で亡くなられたたくさんの方の名前が刻まれています。 慰霊の日間近に訪れたため、たくさんの方が献花に訪れていました。 沖縄全戦没者追悼式典の準備もされていました。 公園内は広いので、体力に自信の無い方はカートで周遊がオススメです。

80年前沖縄は戦場だった ここには、平和の礎や平和記念資料館があり、各県が競うように設置した慰霊碑がある。その他にも多くの慰霊碑などがある。 平和とは何かを考えるには良い場所。