奥嵯峨野、古来風葬の地として知られた化野(あだしの)に弘法大師空海が無縁仏を供養するために建立されたとされる古刹。
境内の中央には西院(さい)の河原と呼ばれる空間があり、8,000基もの石仏・石塔が祀られています。
晩秋に数多の石塔と真紅の紅葉が織りなす風景は少し畏怖の念を覚えるほどの神秘的な美しさです。
また、毎年8月23、24日には、これらの石塔石仏に灯を供える千灯供養が行われます。
■予約:不要
■料金:500円(拝観料)
■アクセス性:嵐電「嵐山駅」から徒歩で2.1km
京都バス「鳥居本」下車徒歩3分
■補足:境内奥には墓地へ続く竹林の小道があります。有名な天龍寺周辺の竹林の小径と比べて観光客は限られるため、とてもフォトジェニックなスナップが狙える隠れた撮影スポットです。
嵐山の奥におる浄土宗のお寺。十三重石塔の周囲に8000体もの石仏が並ぶ西院の河原が目を引きます。阿弥陀如来を祀る本堂は300年前に再建。六面体地蔵に向かう竹林は整備されて美しい。8月末の千灯供養は幻想的です。秋は紅葉が綺麗です。
2022年11月19日に訪問しました。
嵐山駅から徒歩で30分程度です。
車での移動が楽ですが、当寺院直前の愛宕街道沿いは、「嵯峨鳥居本伝統的建造物群保存地区」とのことで、趣のある民家や店舗が多数あるので、散策するためにも徒歩での移動をオススメします(寺院直前は緩やかな上り坂が続きます)。
最近は放送が少なくなりましたが、某2時間ドラマのオープニングシーンのロケ地としても有名なので、一度来てみたかった場所です。
境内は思ったよりも広く、綺麗に整備されており、紅葉もとても綺麗でした。
華西山東 漸院念佛寺のあるこの地は、平安時代から死者を弔う葬送の地である化野(あだしの)の地でした。
化野とは墓地のことです。
始めは風葬で、のちに土葬になり、石仏や石塔を祀るようになりました。
1200年前に弘法大師空海がこの地に野ざらしになった亡くなった人々を供養し祀るためお寺を開創し、その後に浄土宗の開祖の法然上人が常念仏道場としました。
そのため通称で化野念仏寺といわれています。
大変多くの石塔で知られていますが、西院の河原は墓地で、石塔の1つ1つがお墓であり、
この地には平安時代から数え切れないほどの
亡くなった人達が眠っておられる場所なのだということを忘れないようにして拝観しないと
いけないと思いました。
(多くの石塔が並ぶ西院の河原は墓地なので、
西院の河原内での撮影は葬られている人達に
失礼なので撮影禁止になっています
あと、産まれてこれなかった赤ちゃんを供養する水子地蔵も撮影禁止です
そのため自分は屋根だけ撮影しました)
(西院の河原、竹林もクチコミと写真の投稿をしています)
奥嵯峨にあるかわいい石仏像が沢山の浄土宗のお寺。
一つ一つが古人のお墓でもあります。
竹林も有名で嵐山の竹林に比べ人は少なく写真を撮るにはもってこいの場所でもあります。
境内の苔庭は見事、歴史ある仏舎利塔も有名
竹林の奥にある6面地蔵に順に水を掛ける事で悪事が消えるとも。
奥佐賀は駐車場が無い為、清凉寺近辺より先は基本タクシーか徒歩での参拝となる為、それなりに歩く覚悟は必要ですが、是非1度訪れて欲しいお寺さんですね。