西国三十三所巡礼で長等山 園城寺(三井寺)を参拝しました。
境内に足を踏み入れると、緑豊かな木々に包まれた歴史ある仁王門や美しい三重塔、重厚な観音堂など、見どころの多さに圧倒されます。想像以上に境内が広大で見応えがあり、しっかりと時間を確保して訪れるのがおすすめです。
見どころの一つである「弁慶の引きずり鐘」や日本三名鐘として知られる鐘楼の存在感も素晴らしく、歴史の深さを肌で実感できました。観月舞台や境内の静けさも心地よく、歩いているだけで心が洗われるような特別で凛とした雰囲気が漂っています。
迫力のある力強い書体の御朱印もいただくことができ、参拝の良い記念になりました。今回は見所が多く少し急ぎ足になってしまった部分もあるため、次回はより時間をかけて一つひとつの堂宇や歴史的見どころをゆっくり巡りたいと思います。歴史好きや寺社巡りが好きな方には間違いなくおすすめのスポットです。
三井寺(みいでら)は、滋賀県大津市園城寺町にある天台寺門宗の総本山の寺院で、山号は長等山(ながらさん)。正式名称は園城寺(おんじょうじ)で、ご本尊は弥勒菩薩様です。
当寺は、7世紀に大友与多王(おおとものよたのおおきみ、天智天皇の孫、大友皇子の子)によって大友氏の氏寺として草創されたと伝えられます。その後、9世紀に唐から帰国した留学僧 円珍(天台寺門宗宗祖で後の智証大師)によって再興されました。円珍は、空海の甥であり、最澄が起こした天台宗の密教部門を確立した高僧で、貞観10年(868)に延暦寺第5代座主となりました。
当時、延暦寺は、円珍を祖とする寺門派と円仁を祖とする山門派に分かれて争い、園城寺は寺門派の拠点となります。円珍と円仁の死から百年ほど経った頃、両派の争いは激しくなり、園城寺は山門派の延暦寺僧兵に焼き討ちされるなど、約300年にわたり激しく争いました。
織田信長が比叡山延暦寺を焼き討ちした際は、信長の本陣が園城寺に置かれて延暦寺の敵方となり、戦国時代になっても両者は相容れない関係だったようです。また豊臣秀吉によって寺領を没収され、廃寺同然となる等、長い苦難の時代が続きました。何度も苦難を乗り越え、その都度再興されてきたことから、園城寺は「不死鳥の寺」とも呼ばれるそうです。褒め言葉なのか微妙な気がしますが・・。
広大な境内は、主に中院、北院、南院の3つのエリアに分かれます。中院には園城寺全体の中心である金堂(国宝)、弁慶の引摺伝説伝説で有名な鐘楼、一切経蔵、三重塔、仁王門、釈迦堂、大師堂、潅頂堂などの重要文化財が、北院には新羅善神堂(国宝)、南院には勧学院客殿(国宝)、毘沙門堂、観音堂、鐘楼、観月舞台、絵馬堂などの重要文化財があります。
南院の観音堂は、西国三十三所観音霊場の第14番札所でもあり、今も巡礼者が訪れます。また南院は境内奥の高台にあるため琵琶湖の眺望を楽しめます。
三井寺(園城寺)は以上のとおり見所満載のお寺です。午前に比叡山延暦寺を、午後に園城寺を参詣するなど、因縁の深い近江の名刹巡りをされてはいかがでしょうか。
写真は、7月末に撮影したものです。
今年の桜散策は三井寺(園城寺)にしました。名前は以前から知っていましたが、今回が初めての訪問です。総門側と仁王門側の2か所に受付があり、どちらからでも境内に入れます。
歩いてみて驚いたのは境内の広さで、期待どおり各所で桜が満開。伽藍と桜が織りなす景色は本当に見事で、写真を撮るのが楽しくて仕方ありませんでした。特に国宝・金堂は圧巻で、左右に咲き誇る桜との組み合わせは必見です。
また、延暦寺との抗争で弁慶が投げ捨てたと伝わる「弁慶の引き摺り鐘」が展示されており、この寺が歩んできた歴史の重さも感じられました。桜と歴史を同時に楽しめる、とても魅力的なお寺でした。
せっかく神戸から来たので、この寺のことを調べました。
園城寺は、天台寺門宗の総本山で、同じ天台系でも、比叡山の延暦寺(天台宗山門派)と対立し、寺門派の中心寺院として独自の勢力を築いた。
・創建は7世紀、天智天皇ゆかりの寺院が起源とされる
・正式名称「園城寺」は後に付けられ、「三井寺」の名で広く知られる
・平安時代には延暦寺との対立(山門・寺門の争い)が激化
・たびたび戦乱や焼き討ちに遭うも、その都度再建され発展
・中世以降も有力寺院として存続し、現在に至る
・「三井寺」という通称は、境内にある霊泉「三井の井戸」に由来する
次は新緑の時期もしくは紅葉の時期に是非来たいと思います。
(訪問:2026-04-05)
滋賀県大津市にある園城寺(三井寺)に参拝してきました。とにかく境内がとても広く、豊かな自然を感じながらゆっくりと散策を楽しむことができます。重要文化財や国宝の建築物が点在しており、見ごたえも抜群です。
また、参拝時の対応がとても親切で印象的でした。バイクで行った際、駐輪について尋ねると「自転車置き場に停めて大丈夫ですよ、そこなら無料です」と温かく丁寧に案内してくださいました。広い境内の維持管理等で大変な中、こういった来訪者への細やかな配慮や優しさがあるのは本当にありがたいです。歴史ある素晴らしいお寺なだけでなく、気持ちよく参拝できる心温まる場所でした。また季節を変えて訪れたいです。
三井寺(園城寺)は、天台寺門宗の総本山として知られる歴史ある名刹で、広大な境内と多彩な伽藍が魅力の滋賀を代表する寺院です。四季の景色やライトアップなど、訪れる時期ごとに違った美しさを楽しめます。
京都に比べると人が少なく、ゆったり巡れるのが本当に快適。私が訪れた日はほぼ貸切状態でライトアップを堪能でき、静寂の中で浮かび上がる伽藍がとても幻想的でした。
境内はとても広いのでスニーカー推奨。トイレも点在していて安心して歩けます。ライトアップに照らされた歴史ある建物や石段は、昼間とはまったく違う表情で、特別な時間を過ごせました。
さらに今回は、期間限定で貸切できる「観月舞台(かんげつぶたい)」を思い切って5分3000円で利用。ここが本当に素晴らしく、ライトアップされた舞台を独占できて、記念写真も驚くほど綺麗に撮れました。予約して行くのが断然おすすめです。
帰りには駐車場横のお土産屋さんで「三井寺力餅」を購入。これが本当においしくて、訪れたらぜひ買ってほしい名物です。
静かで贅沢な時間を過ごせる、満足度の高い夜間参拝でした。